文部科学省が10月27日、「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2021年度)を公表した。
高等学校における長期欠席者数は11万8232人で、前年度の8万527人から大きく増えた。長期欠席者のうち、不登校生徒数は5万985人で、在籍生徒に占める不登校生徒の割合は1.7%(前年度1.4%)になった。
不登校の要因は、「無気力・不安」が約2万人(39.2%)と最も多く、次いで「生活リズムの乱れ・あそび・非行」(14.9% )、「入学、転編入学、進級時の不適応」(9.4%)、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」(9.1%)と続いた。
中途退学者数は3万8928人(前年度3万4965人)で、在籍者数に占める割合は1.2%になった。