警察庁が16日、「令和3年中における少年の補導及び保護の概況」を公表した。校内暴力の事件数、検挙・補導人員及び被害者数とも2014年以降7年連続で減少していたが、2021年中は前年より、事件数が22件(12.6%)、検挙・補導人員が20人(11.6%)、被害者数が34人(18.0%)、それぞれ増加したしていることがわかった。

 

 

「校内暴力事件」とは、学校内における教師に対する暴力事件・生徒間の暴力事件・学校施設、備品等に対する損壊事件を指す。2021年中起きた事件は587件で、学校種別に見ると、小学生が159件、中学生が342件、高校生が86件と、中学生が最も多くなっている。