厚生労働省は10日から、子ども・若者の自殺防止に向けた集中的な啓発活動を実施している。子どもや若者の自殺は長期休暇明けに増加する傾向があり、子ども・若者向けのポスターや動画を作成するなど、取り組みを強化している。
相談窓口紹介のページ「まもろうよこころ」を周知する広報動画
自殺対策に関する相談窓口などの情報をまとめたウェブサイト「まもろうよこころ」の周知などを行い、幅広いルートを通じて、子ども・若者に必要な情報を届けていく。

警察庁「自殺統計」より厚生労働省自殺対策推進室作成
小中高生の自殺者数は、近年増加傾向が続き、2020年に過去最多となり、2021年は過去2番目に多い状況となっている。高校生の自殺者数も昨年は過去2番目に多く、314人だった。